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2015年1月25日日曜日

私の編み込みの原点


6歳で鉤針・10歳で棒針を覚え、冬はいつも何かしら編んでいました。
長い編み物歴の中で、初めて「編み込み」という技法を知り編んだのがこの作品です。
当時高校2年生で1ヶ月のお小遣いが¥3500。
本が¥580、毛糸はいくらだったか不明ですが、ハマナカのフォープライを4玉、そしてクロバーの棒針2号・3号。
当時の自分にはかなり気合のいる出費額だったのを覚えています。
本は、自分で購入した初めての編み物本でした。表紙に「編み物大好きティーン集まれ」と書いてありますが、当時周りで編み物をする友人知人はいませんでした。ちなみに昭和61年にヴォーグから出た本です。61年に高校2年生ではなかったので、手芸屋さんに数年並んでいた本を購入したのだと思います。
実はこれ正確には2作目…最初に編んだ手袋は、ページの一番下に小さく「2本どりで編む」という表記を見落とし、1本どりで全て編み終えてから間違いに気付くという失敗作。悔しかったので2本どりで再チャレンジ(ベースの白を更に購入!)…で無事完成した物です。
人より手が大きいのに編み図の出来上がりサイズがとても小さかったので、目数を増やす為に自分で柄を変更しつつ調整したのですが、基礎本も知識も無い中でよくやっていたなと思います。当時苦労して手書きしたグラフ用紙が残っていました。


裏返して見て見ると、初めての編み込み作品にしては渡り糸のねじれもつっぱりも無くいい感じ。ただ、色変え部分は糸同士を結んだだけで切ってありました…当時は渡り糸にくぐらせて始末をすることを知らなかったのだと思います。
2目ゴム編み止めもきちんと出来ていて、講師の目から見てもなかなか良い出来栄え(自分に甘い?)ではないかと思います。
4年ほど使ったでしょうか。指部分の汚れが洗っても取れなくなっているのですが、全然悪くなっていません。かなり思い入れのある作品だったので、ずっと記念にとってあります。

今日は全く編めず日々のネタも無かったので、過去作品で語ってみました。