2015年10月6日火曜日

ゲージを編む

希望サイズに仕上げる為に欠かすことができないのがゲージ用スワッチを編む作業…
ですが、アランニットのゲージはとても難易度が高いと思います。
アイロンのかけ方次第で全然違ってきてしまう為です。
私は、本に載っている作品を指定糸でそのままのサイズで編む場合「いきなり本番編み」という「やってはいけない悪い例」をしちゃいます。
アランニットのゲージは、普通の10cmゲージが取れる大きさではなく全ての模様を編んで測るのが基本です。結果、身ごろ分ぐらいの幅を編まなくてはいけないということになります。
そうやって苦労して編んでも、先に書いたようにアイロン次第でサイズが変わる為、適正ゲージになっているかの判断がとても難しいのです。
いいと思って編み始めても、やっぱりダメだったということが多々あります。
どうせ編み直すのならば、「サイズが合えばラッキー」ということで、もういきなり本体を編んでしまおうという魂胆です。
ただし、基本の編む手順「後ろ身ごろから」ではなく「袖」から編みます。
これは、最初から最後まで編む手のきつさが変わらないことが前提なので、初心者さんには難しいと思います。
この辺りを詳しく書くと更に長い説明になるので省略します。

今回も袖から編んでいましたが、どうやら小さい…。
思い当たる所があったので、針を変えてもう1枚編んでみました。
今度はぴったり希望サイズ。


敗因は針の素材。1枚目はスチール製で、2枚目はウッド製。
同じ号数の針なのに、糸のすべり具合が違う為こういう結果になりました。

針が決まったので、ここからどんどん編み進めたいと思います。