靴下を編む場合、編み物技法の中でも上級者向けの「引き返し編み」のハードルが高くて編むのを躊躇したり挫折したりが多いのですが、この靴下は真っ直ぐ編むだけでOKということで、初心者さんでも気軽にチャレンジできる作品だと思います。
「スパイラルソックス」という名前で本も出版されていますが、ヴォーグのテキストに参考作品として掲載されている物もほぼ同じ編み方です。
「靴下が編みたい」
という生徒さんには、まず私から質問させていただいています。
●どこまでの履き心地を求めるか
●どの難易度まで編めるようになりたいか
●今すぐに必要か否か
●今現在の編み物経験値（新規の生徒さんの場合）
といった内容です。
そのお答えからどんなタイプの靴下が良いかを選ばせていただいています。
質問内容についての説明は長くなるので省きますが、今回の生徒さんは、
「今すぐにでも必要」
「まっすぐの物なら表編みも裏編みも編める」
「輪で編んだことがある」
「色々な小物も編めるようになりたい」
ということでしたので、このくつ下をお勧めしました。
今回のレッスンで、減らし目とメリヤスはぎを覚えていただき、糸始末を済ませて片方が完成しました。
初心者さんとは言っても、糸と針の持ち方から始める方とは違い、かなり編める初心者さんでしたので、テキストの指定ではかぎ針で引き抜きはぎをする部分を変更し、ちょっと難しいメリヤスはぎにも挑戦していただきました。
編み始めから編み終わりまで手加減がとても安定していて素晴らしい出来栄えです。
とりあえず今すぐ必要な靴下はこのタイプで編んでいただき、余裕が出来たらちょっとずつ難易度を上げて本格的な靴下を編めるようになりましょう♪
靴下が編めるようになれば、他の小物類はとても簡単に編めると思います。
