ある程度編み物の技術が身につくと、こんな傷も修復できるようになると思います。
市販のハイゲージニットの、袖と身頃の縫い合わせ付近に空いた大穴…
渡り糸が2段切れ、1目が下まで電線しています。
極細工業用糸3本どりで編まれていましたが、そんな細い糸は手持ちになかったので、似た色の2ply毛糸を1本に割って使いました。
高級ニットだとちっちゃなハギレが付属していることが多いので、それを解いて使えば良いのですが、安価なニットにはついていません。
目立たない綴じしろ部分から解いて工面しようかとも思いましたが、取れそうな箇所が見当たらなかった為苦肉の策です。
切れていた2段分を足し、ほつれていた部分と一緒にレース用かぎ針で修復しました。
棒針での編み間違えの修復や、機械編みの工程にあるタッピ返しと同じ要領です。
マーカーの位置から上が直した部分になりますが、ほぼ気にならない状態まで修復できました。
この後余分な糸をカットして無事お直し終了です。
新たに買い直すことをせずに済んで一件落着〜〜♪