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2017年8月18日金曜日

心を鬼にして


資格取得課題の編み地を添削しています。
普段のレッスンでは、間違った部分は、あまりにも目立ちすぎる場合や、後々支障が出てくる懸念がある場合のみ編み直しをしていただいていますが、ほとんどはそのままうまくごまかす方法で対処しています。

今回添削しているのはかぎ針編み入門の生徒さんと、棒針編み入門の生徒さんの課題の編み地(画像はかぎ針編み)です。
編み始め部分から順を追って編み方を確かめ、間違っている部分には糸印を付ける作業になります。
とても気を使い時間もかかる作業なので、提出していただいたその日のレッスン時間内に添削して返却することはせず、次回のレッスンまでお預かりすることにしています。

画像で印のつけてある部分が間違っている箇所なのですが、この部分はかぎ針編みでかなりの方が間違う箇所です(私も勉強していた時に間違っていて訂正を受けました)。
編み目が揃ってとても綺麗ですし、模様の間違いも無いので、パッと見は完璧な編み地に見えます。
小物やウエアなどの作品に仕立てる場合、この部分は綴じしろの中に入ってしまうので間違っていてもほとんど支障はありません。
ですがここで間違いを指摘せず見逃してしまうと、今後編む物はずっと間違ったままになりますし、指導者の立場に立った時、その間違った編み方で指導をしてしまうことになります。

人の粗探しは苦手なのですが、ここは心を鬼にして、隅から隅まで目を皿にしての間違い探し作業です。

この画像の編み地を編んだ生徒さんは、実は別な教室で入門資格を既に取得済みです。
ですが、取得してからから日が経っている為、自分の編み方を再確認してみようと自主的に編み地を再度編んで提出してくださいました(印の部分は前の教室では指摘されなかったそうです)。
今回テキストをじっくり読み直し、確認しながら編んだ事で、間違えて覚えている部分に気づく事が出来たとのことです。



きっちり確認できた事で、自信を持って講師課題を進める事ができますね♪
頑張りましょう!

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